生物を楽しむ
サメ
危険なイメージを彷彿とさせる生物です。様々なサメがおり、襲ってくるような種類はほとんどいません。ほとんどは、地面や岩陰で休んでおり、非常にキュートです。しかし、ハンマーヘッドシャークなど、潜るポイントによっては危険な種もいるので油断は大敵です。
シロワニ
分布:世界の温帯・熱帯の海域1, 2
住処:主に岩穴1, 2
特徴:2.5m1にもなる大型のサメの一種。特徴は鋭い歯だが、見かけほど凶暴ではない2。写真は、小笠原の父島で撮影したもので、暗い岩穴で観測した。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p16,[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p19
サカタザメ
分布:南日本、南シナ海1, 2
住処:海底の砂地1, 2, 3
特徴:昼は砂底に潜っているサメ。と思いきや実はエイの仲間である1。伊豆半島の大瀬崎や伊豆海洋公園で観測できる。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p16,[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p24,[3] 海洋生物ガイドブック、東海大学出版会、益田一、1999年3月20日、p163
ネムリブカ
分布:インド洋・太平洋のサンゴ礁のある海域2, 3
住処:岩穴やサンゴ礁の下2, 3
特徴:性格はおとなしく2、第一背びれと尾びれの先端が白くなっていることが特徴2, 3。写真は小笠原諸島の父島で観測したもの。
参考文献:[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p20,[3] 海洋生物ガイドブック、東海大学出版会、益田一、1999年3月20日、p162
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ウツボ
サメほど大型ではないものの、噛みつかれたら最後、無事では済まない。という認識は真実かもしれませんが、サメと同様ちょっかいをかけない限り攻撃してくることはありません。様々なバリエーションのウツボが存在し、中には青と黄色の細めのスタイルを持つウツボが存在します。常に口を開けており、口の中を掃除するエビを観察することも出来ます。
トラウツボ
分布:南日本、インド・太平洋1, 2
住処:主に沿岸の浅瀬における岩礁1
特徴:オレンジ色の体と白い斑点が特徴。また、突き出た鼻孔がチャームポイントである。顎は湾曲しているため完全に閉じることは出来ない1。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p18,[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p30-31
ハナヒゲウツボ
分布:和歌山県以南の太平洋2
住処:砂礫(砂や小石)底や岩礁の穴1, 2, 3
特徴:生育具合で色の変わる魚で、幼魚のときは黒と黄、成魚のときは青と黄になる1, 2, 3。常に口を開けているが、威嚇しているわけではなく呼吸しているだけである2。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p18,[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p29,[3] 海洋生物ガイドブック、東海大学出版会、益田一、1999年3月20日、p165
ニセゴイシウツボ
分布:八丈島、南日本の太平洋、インド洋や西太平洋2
住処:岩礁の穴2
特徴:体中や口の中まで黒点があることが特徴で、ウツボの中では大型である。2
参考文献:[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p33
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ヨウジウオ
有名なタツノオトシゴはこのヨウジウオ(科)に分類されます。他の生物にはない奇妙な形がポイントです。普段は岩や草かげに隠れており、尻尾をよく海藻に巻きつけています。
タツノイトコ
分布:南日本の太平洋、インド・太平洋1, 2
住処:岩礁、小石、砂底の海藻1, 2
特徴:海藻に尾を巻きつけている、ヨウジウオ科タツノイトコ属の魚1, 2。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p29,[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p75
オオウミウマ
分布:南日本の太平洋や伊豆半島以南1, 2
住処:岩礁の海藻近くや石のある砂底1, 2
特徴:ヨウジウオ科のタツノオトシゴ属。大きいものでは20~30cmほどになる1, 2。体の色は決まっていなく、黄色、焦げ茶、黒、まだら模様など様々である。2
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p28,[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p77
ハナタツ
分布:南日本、朝鮮半島の南部1, 2
住処:岩礁の藻場や海藻2
特徴:ハナタツはヨウジウオ科タツノオトシゴ属の魚。タツノオトシゴ属の魚は、細い口からプランクトンを食べたり、オスのお腹で産卵・孵化するいった特徴があります。1, 2
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p76,[2] 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚、山と溪谷社、吉野雄輔、2018年9月17日、p29
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エビ・カニ
一般的に身近な伊勢海老やタラバガニのような大型な種だけではなく、小型で特徴的なエビ・カニを発見できることはダイビングならではです。奇妙な歩き方をするフリソデエビは、ダイバーにとても人気です。基本的には、物陰に隠れているので見つけづらいですが、その分見つけがいがあるといえるでしょう。
オトヒメエビ
分布:房総半島以南、インド洋、中・西武太平洋、カリブ海1, 3
住処:サンゴ礁や岩礁の穴や影1
特徴:魚類と共生するエビの一種で、ウツボなどの口内でクリーニング活動を行っています1。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p175,[3] 海洋生物ガイドブック、東海大学出版会、益田一、1999年3月20日、p37
フリソデエビ
分布:相模湾以南、インド洋、東・中・西武大変用1, 3
住処:浅めのサンゴ礁、岩礁3
特徴:主にヒトデを食べます1。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p175,[3] 海洋生物ガイドブック、東海大学出版会、益田一、1999年3月20日、p37
イソコンペイトウガニ
分布:伊豆半島以南、西武太平洋1, 2
住処:浅めの岩礁1, 2
特徴:トゲトゲした外見が特徴。海中植物のトゲトサカなどウミトサカ類と共生している1, 2。
参考文献:[1] 海中生物図鑑―ダイバー・スノーケラーのための、誠文堂新光社、小林安雅、2005年8月1日、p180,[3] 海洋生物ガイドブック、東海大学出版会、益田一、1999年3月20日、p63
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